古川 床上浸水対策特別緊急工事(京都府)

一級河川古川流域では近年、幾度もの浸水被害が発生しており、特に平成24年8月14日京都府南部
地域を襲った豪雨により古川上流部の城陽市域では、床上浸水159戸、床下浸水387戸が発生しまし
た。こうしたことから、再度災害防止も含めた流域全体の治水安全度の向上が強く望まれており、
「古川床上浸水対策特別緊急事業」として、床上浸水被害の解消と床下浸水被害の軽減を目指し、
河道拡幅工事が実施されました。当社はその一部区間を受注施工し、古川の流下能力の向上を図る
ことによって洪水被害のない街づくりに寄与しています。

河川工事は流れる水との闘い。

現場代理人 : 森田好光

一級河川古川は市街地を流れる都市河川で、普段の流下水量は少ないもののこれまでに突発的な集中豪雨による河川の急激な増水などにより、幾度も地域に浸水被害をもたらしていました。今回の工事も渇水期(10月後半から6月前半まで)の工事であったものの、完全に水を止めることは難しく、如何に水と仲良くしながら工事を進めるかがこの工事の最大の課題でありました。地元の皆さんの工事に対するご理解とご協力を得ながら、無事工事を完成させることが出来ました。

工事名
古川 床上浸水対策特別緊急工事
発注者
京都府 山城北土木事務所
工事場所
京都府城陽市寺田地内
竣工
令和 2年 3月
工事概要
工事延長 L=59m
プレキャスト笠コンクリート、現場打ち笠コンクリート
河床梁コンクリート、締切矢板